先生「それでは、班で代表者を決めてください。」
A「えっ。誰やる?(お前やれよ・・)」
B「キリンノックス君が良いんじゃない?」
おれ「え?なんで?」
C「賛成です。」
D「わたしもさんせー」
A「じゃキリンでけっていーー」
ちくしょうが。
先生「代表者の名前を書いて提出してください。」
A「キリンノックス、お前の名前書いといたよ」
くそったれ
先生「じゃ、班の中の発表者決めて発表してください。」
A(グイグイ)(おれの背中を押してくる)
B(ドンッ)(おれの背中を押す)
一歩前に出たおれ「・・・・えええと。私達の研究は・・・」
ふぁっきん。
先生「チーム名を決めてください」
A「じゃぁキリンノックスチームで」
一同「賛成ーー」
この(ピーーー)が!
あの、皆が代表者を避ける空気。
とてつもなく嫌いだった。なんていうか、ずるい!
なぜ、誰もいないならじゃんけんとか、くじ引きで決めようとかいう案も出ないのだろう。
そうまでしてやりたくないのだろうか。少しの確率でさえ、自分が代表になるのをさけるために、誰かに押し付けるのだろうか。
さらに、じゃんけんすらも仕込みがある可能性がある。
仲の良い人たちが、出す手をあらかじめ決めておくとかだ。
この世は仕組まれている。
この現象は、代表、責任者だけにあらず、クラスの仕事や、勉強のいろいろ、委員会、体育のチーム分け、さらにはボランティア行為まで、その他すべてにおいて見られたような気がする。
押し付けられてやるボランティアなんておかしいだろ・・・
小学校、中学校、高校どこでもあった気がする。
なんなんだあれは!
きっと彼らは大人になって、誰かに仕事の押し付けあい、責任のなすりつけあいをしているに違いない。
卑劣だ。
今思い出しても、なんか嫌な気持ちになる・・・
私が不登校になった原因の数%はあのやりとりにあるだろう。
悔しくて、私も同じことをやってやろうと思い。
彼らのまねをしたこともありました。
しかし、私の精神はその行為の卑劣さに耐えられなかった。
どちらかというと、私は正義感が強かったので、押し付けるより引き受けてしまうタイプなんだよな・・・
最近同じような事があって、強烈にその事を思い出した。
あの、押し付けあいの嫌悪感は半端ない。
なぜ、私がこれほどまでに嫌悪感を抱くかはわからない・・・
私が大人になった今。
子どもたちに同じ気持ちを味合わせないためにはどうすれば良いだろうか。
これは重要な問題である。
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