前回、宝くじは買わない方が良いという持論を展開しました。
今回はパチンコについて書きたいと思います。
私は「パチンコとか、絶対勝てないし、つまらん。」と思っていますので、実際にプレイしたのはほんの2,3回です。
なので、裏事情とか、勝ち方とかは全くもって無知の状態でこの記事を書いていることをご了承ください。
そして、パチンコを打ってしまう心理をこの記事で考察していきますが、半分は前回の宝くじを買ってしまう心理と同じです。
前提として、勝てない。
パチンコが勝てるはずがありません。
還元率が悪い。
宝くじよりは還元率は良いらしいですが、還元率100%で無い限り、理論上やり続けると損失が増えます。
やり続ければ、やり続けるほど不利です。
そして、宝くじと違って継続性があるため、損失が増え続けるのが特徴だと推察します。
宝くじは、買って、ハズレておしまい。ですが
パチンコは、負ける → 負ける → 勝つ → 負ける → 負ける で、やればやるほど高確率で資金を失い続けます。
しかも、トランプとか、宝くじとかと違い、勝つも負けるも店側の設定しだい。
パチンコは当たるか当たらないか、完全に店側に握られている。
画面に表示されてるデジタルのスロットが揃ったらアタリなら、店側のやりたい放題ではないか。
そんな、最初から勝負の鍵を握られてる状態で勝負してるなんて・・・勝てると思ってやっているのでしょうか。
それでも、パチンコを打ってしまうのはなぜか・・・考察していきます。
勝つ人を見たり、たまに勝ったりすることで、勝てると思い込んでしまう
パチンコで負ける人の割合は、かなり高いと推測します。
しかし、パチンコで(一時的でも)勝っている人が存在するのも事実です。
「勝っている人がいるという事実」は、負けている人にとっても重要です。
勝っている人が0人だったら誰もやりません。
誰かが勝っているという事実がなければ、誰も打ちません。
負けている人が、おれも勝てるかもしれないという希望を持つから打つのです。
負けている人は勝っている人を見て「おれもああいうふうになりたい(なれるかも)」という理想を抱きます。
今、カイジの沼を思い出しました。
あれなんか、もはや、勝ってる人はさくら。
つまり、誰一人勝っていないのに「勝った人」として、壁に肖像をかける事によって、打つ人が後を絶たない。
これはフィクションの話ですが、勝った人の存在が、別の打つ人を後押ししているのは間違いありません。
さらに、宝くじと違うところは、パチンコは自分自身も「たまに勝てる」という事です。
還元率は悪いですが、継続的にやっていれば、たまに勝つこともあるでしょう。
その勝利経験が「また勝てるかも。」という幻想を生んでいるのではないかと推察します。
しかし、実際には、還元率の悪いギャンブル。
勝った金額と負けた金額の収支は高確率で赤字となるはずです。
でなければ、パチンコ店が儲かりません。
これは私の予想ですが、パチンコを打つような人は、収支計算とかしてないんだと思います。
帳簿みたいのを付けて、パチンコの収支を記録するようなマメな人は、そもそもパチンコを打たない気がします。
金額の収支では負けているけども、勝った時の気持ち良さだけを鮮明に覚えているから「勝った!(勝ってる!)」と錯覚しているのではないでしょうか。
ごちゃごちゃした演出が、参加者が不利なのを誤魔化している
例えば
1万円払って、10本中1本がアタリのクジを引きます
アタリが出たら5万円貰えます。ハズレが出たら没収です。
やりますか?
やりませんよね。
期待値が悪すぎます。
当たる確率は10分の1なのに、資金は5倍にしかなりません。
こんなギャンブルは割に合わない。
しかし、パチンコもこのくじと本質は同じです。
つまり、あきらかに割に合わないギャンブルです。
しかし
金払う → クジを引く → アタリ or ハズレ だと、直感的に損得勘定出来るのに対して
金払う → パッキー → 玉 → 玉が入る → スロットが回る(ここでめちゃくちゃいろいろな演出が入る) → 当たったり外れたり → 景品に交換
とステップが多くなると、ギャンブルの不利が直感的にわからなくなります。
さらに、間に演出が入ると、それが当たるかどうかに夢中になります。
この演出が、「ギャンブルが損か、得か。」という事から気をそらしているのではないかと思います。
もし、パチンコが上記のクジのようなものであれば。
それについて話すとき、「このクジは損か、得か」が争点になると思います。
しかし、実際のパチンコでは
「どの台が出る」だとか「釘の広さを読む」だとか「◯◯チャンスが出たら当たりやすい」だとか「右打ちとか左打ち」とか。
どうでも良い事でけむに巻き「パチンコは最終的に損をする、還元率の悪いギャンブル」ということから目を反らせている。
ギャンブルをやるときに考えなければいけないのは「損か、得か」なのに、別の話題をそこに差し込む事によって、「損か得か」というギャンブルの核に人の思考が触れないように隠しているのではないかと思います。
上手い仕組みですね。
パチンコを開発した人は本当に頭が良いと思います。
もし、パチンコがもっと単純なクジ引きだったら売れなかった。
でも百歩譲って、演出に金を払っているなら良いと思う
私はパチンコを儲けるために打つのは辞めた方が良いと思いますが、金を払って暇潰しをする、または、金を払ってスロットのアニメを見ると思って打つなら別に良いと思います。
コスパが少し悪い気がしますが、儲けるためではなく、演出みて、脳汁出すために打つと割り切るなら良いと思います。(最終的に財布の金はなくなりますが・・・)
演出に金を払っているとも言える。
私は打ちませんが。
家でYoutubeでも見てた方がコスパが良いです。
まとめ
- パチンコは勝てないのが前提(店にすべてを握られているから)
- 勝った人を見たり、たまに勝ったりする事により、勝てると錯覚する。
- 勝った経験により、収支的にはマイナスなのに、勝ってると錯覚する。
- 複雑なステップが、不利なギャンブルという要素を隠している。
- パチンコ打ってる人は、どうでも良いことに気をとられ「不利なギャンブル」という事実が見えていない。
以上です。
コチラの記事もどうぞ。
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