「おれにもできそう」
「おれの方がもっと上手くできそう」
この言葉を言う人はだいたい、甘ったれだと思う。
以前のおれがそうだったから・・・
得てして実際にやってみると、全然できないのだ。
ピカソ
私が、ピカソの絵をみたとき、最初に思ったのは
「なんだwwwこの子供が書いたような絵wwwおれでも書けるわwww」
しかし、その直後にピカソの名言を見た。
私は、子供らしい絵を書くのに一生かかった
すみませんでした。
そう。
ピカソは狙って書いていた。
私はピカソの思惑通り、「子供が書いたような絵だな、おれでも書けそう」と思ったに過ぎないのだ。
それは、おれでも書けるわけではない。
子供っぽい絵を見て、「書けそうwww」と思うのと、実際に子供っぽい絵を書くのには、途方も無いほど差があるんだ。
私は、軽口を叩く自分を恥じた。
やれるもんならやってみろ。
ダニングクルーガー現象
ダニングクルーガー現象とは、実力が低い人ほど、自分の実力を過信して、過大評価してしまう。という現象です。
実際には何も行動した事がない、実行力の低い人ほど、「自分はもっとできる」っと思ってしまいます。
少しでも何か行動をしている人は「行動するのは意外とキツイぞ」と、行動することの大変さを知っていますので、軽々しく「できそう。」「おれの方が上手い」などとは口にしないのです。
脳内では何でもできる。
明日は休みだ!
本を読んで、ブログを3記事くらい書いて、ゲームして、ギター練習しよう、あと散歩もしよう。
しかし、実際は何一つできない。
ゲームすらできない。
「やろう。(できそう)」と思うのと、実際に実行することの間には超えられない壁がある。
脳内でのイメージは何の制約もなく、自由だ。
体は軽いし、時間も無限にあるように感じる。
脳内では
- 本を読めば、読めない漢字、意味がわからない文章はなく、本は一瞬で読了。(内容も完璧に理解)
- ブログは考えている事がすらすら文字に起こせる。
- ゲームはすんなりクリア。
- ギターはすぐにフレーズが弾けるようになる。
- 散歩はスイスイ、体も疲れず、すぐに帰ってこれる。
ような気がする。
現実は
- 本を開けず。1日が終わる。
脳がやっているのは、空想に過ぎない。
空想はノーコスト、エネルギーもかからない。
空想と、現実の行動のギャップを埋めるのには、多大なエネルギーが必要だ。
そして、空想だけでは、何も生まれない。
行動は脳内ではすぐそこに見えるけども、本当はずっと遠い
いろいろな著名人が「行動が大事だ」と言っている。
きっと著名人たちは気付いているんだ。
「行動する」のが真に難しく「あれやろう、これやろう」と思ったり、言ったりするのは容易いと。
本当に難しいのは行動だ。
言うは易し行うは難し
関連記事
www.kirinnox.com www.kirinnox.com
コメント