バンド練習。スタジオで曲を合わせますよね。
私は、曲の途中で突然弾く(叩く)のをやめてみる。というのをやってみました。
ライブ時には、アクシデントが起こって音が出なくなる事だってあります。
そんなとき、どうなるのか、わかりますし、
それにもっと重要な事がわかります。
自分がいないバンドの音を聞くことができる。
自分がいないバンドの音がどうなってるか聞くことができます。
自分の実力、そしてメンバーの実力もなんとなく見えてきます。
さらに、自分の音が、バンドサウンドの中でどのような役割を果たしているかも感じる事ができます。
ベースがいなくなると、低音域がスカスカになりますし、ドラムがいなければ、リズムの基盤がスカスカになります。
そのスカスカの部分に自分がいたんだな。と実感できます。
自分がそこに入っていくイメージを描くことができます。
メンバーの音を聞くことができる。(音量バランスの確認)
さらにメンバーの音を聞くのも重要な事です。
自分の楽器が鳴っている時は、自分の音が一番近くで鳴っていますし、自分の音に集中して、全体の音が聞こえません。
自分の音を思い切って消してしまう事で、全体の音を聞くことができます。
私は、弾かない、という行動を取った時、こんな感じでメンバーの音は出てるんだなとはじめて認識しました。
再び、演奏に戻って見ると、音量バランスを確認する事もできます。
自分の音が、無い → 有る → 無い → 有る と聞いてみた方が、ずっと弾いているより、自分の音量を把握しやすいような気がします。
緊張がほぐれる。
練習中、ミスらないように!ミスらないように!
って思うと緊張します。
ミスると、バンドメンバーの視線が痛い・・・
そんなとき、いっそ思い切って弾くのをやめちゃったりすると、なんだか楽しい気分になってきます。(なぜか)
音楽って、ミスるとかミスらないとかじゃないわ。
みんなで、1つの音を作るのが、楽しいんだわ。って気分になります。(私は。)
このあいだ、試しに弾くのをやめて見たら予想以上に面白かったので記事にしてみました。
仲の悪いメンバーだと「何で弾かないのお前?」って言われそうなので気をつけてください。
キリンノックスのメンバーはニコニコしながら演奏を続けてくれました。みんなも何故か楽しそうでした。(変人な僕に付き合ってくれてありがとう)
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