ルール内だったら何をやっても良い?見つからなければ何をやっても良い?ルールに対する4つの態度。

哲学・考え方
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今日は「ルール」について思いを馳せていました。

ルール

ルール(rule)とは規則、規制、慣例、しきたりなどを意味する英語

ルール – Wikipedia

今回は「ルール」を法律も含めて広く解釈して考えていきたいと思います。(正確には法律はlawですが。)

 

ルールに対する4つの態度

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私のこれまで生きてきた経験から言えば、ルールに対する姿勢は4つあるように思われます。

 

  1. ルールだけではなく、マナーも守る。スポーツマン紳士タイプ。
  2. ルール内なら何をやっても良い。手段を選ばないタイプ。
  3. 見つからなければ何をやっても良い。ルールも破る。ずる賢いタイプ。
  4. 違法も法。捕まってもトータルで利益が出れば良い。何でもやるタイプ。

 

下の方が路上での攻撃力が高い。(法廷では攻撃力はない。)

ちなみに私は2番の態度を取ることが多いです。

 

ルールとマナーの違い

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  1. ルールだけではなく、マナーも守る。スポーツマン紳士タイプ。
  2. ルール内なら何をやっても良い。手段を選ばないタイプ。

 

①と②を分けるのは、マナーを守るかどうかです。

マナー(英語: manners)とは、行儀・作法のことを指す。

マナー – Wikipedia

 

ルールとマナーの違いは、ペナルティがあるかないかだと考えています。

ルールとペナルティはセットです。

罪と罰。

バツがなければルールは機能しません。

しかし、マナーにはペナルティはありません。

破っても嫌われる程度です。

 

①の態度は人間として素晴らしいですね。

しかし、①は攻撃力が弱いです。

やっぱり、ルールのギリギリみたいな行為は、強いです。

スポーツやゲームの話で言えば「強い」し、生活の上で言えば「自分だけの利益を得る」可能性が高いです。

 

「強く」て「やった人だけが利益を得て」、「周りは不利益を被る行為」ルールとして禁止されていたりするわけです。

弱い行為が禁止対象になることは少ない。

 

①の態度でいるためには、負けても気にしない人であるか、ルールギリギリの強い行為さえもはねつけて勝つ強靭な強さが必要です。

私は、昔(小中学生くらい)は①でしたが、負けるのは嫌だし、強さも持ち合わせていないので、②の態度を取る事が多くなりました。

 

見つからなければ(捕まらなければ)ルールを破っても良いのか

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  1. ルール内なら何をやっても良い。手段を選ばないタイプ。
  2. 見つからなければ何をやっても良い。ルールも破る。ずる賢いタイプ。

 

前述のように、ルールとペナルティはセットです。

理想論を言えば、ルールの適応状態としてはルールを破れば即ペナルティの世界が理想的です。

スピード違反をしたら即罰金。

一時停止違反罰金。罰金はクレジットカードで自動引き落とし。

法律を破ったら即逮捕。

 

しかし、そんな状態はまず不可能です。

時代の変化(警察の捜査の向上、防犯カメラの設置台数増加、技術の向上)などによって、犯罪が見つからない(ルール違反がバレない)という事は減ってきてはいる。

将来的には犯罪をすればすぐ発見されるような世界になっている可能性はあります。

しかし、現状はまだ、罪をおかしても必ずペナルティに結びつくとも限りません。

また、どこまでが罪で、どこまでが罪じゃないのかも曖昧です。

白黒はっきりつかないのが現実なので、裁判をして決めるわけです。

 

私の観測範囲では、③の態度の人が一番多いのではないかと思います。

なぜかと言えば、ペナルティを食らう確率が低い事象では、みんなルールを破っているからです。

例えば、車を運転する人は、もはや、制限速度を完璧に守っている人の方が稀です。

他にも「ゴミの出し方」でしっかり分別して、所定の曜日に出さないと、廃棄物処理法違反になることもあるそうですが、捕まったという話は聞いたことがありません。

意識するしないに関わらず「捕まらないなら守らなくて良いや。」っと思って破っているという事になりますね。

運転していて、一時停止しないと捕まる場所だけ一時停止して、他のところは停止しない。という人は③に当てはまります。

審判が見ていないからズルをする。先生が見ていないところでカンニング。なども③。

 

ルールを破ってペナルティを受けても、利益が上回る事もある。

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  1. 見つからなければ何をやっても良い。ルールも破る。ずる賢いタイプ。
  2. 違法も法。捕まってもトータルで利益が出れば良い。何でもやるタイプ。

 

世の中には、残念ながら、例え捕まって罰則を受けようと、利益を得るケースがあります。

詐欺で儲けて、多少懲役刑を食らっても、トータルで見れば儲かる。みたいな話も聞いたことがあります。

他にも、捕まる覚悟で転売をやっている。(捕まっても得する)とか。駐車違反で捕まっても、罰金=駐車料だと思えば安い。っと思っているタイプです。

または、もう、捕まるのは怖くないので凶悪犯罪でもなんでもしてしまう、いわゆる「無敵の人」と言われている人や、刑務所に入って飯を食べるために犯罪を犯してしまう人。(捕まって罰則を受ける事がデメリットにならない状態)

 

ルールをしっかり守っている①や②の人から見れば捕まっても利益を得ている人を見るのは悔しい気持ちもありますが、実際、ルールを破るメリットがペナルティを上回っている事象では、この人達を止める事はできません。

なぜなら、「ルール」という抑止力が機能していないのだから。

そして、それが現実です。

詐欺で儲けて、多少懲役刑を食らっても、トータルで見れば儲かることがあるのが事実であり、さらに良心の呵責も感じないような人間であれば、その人を抑止するものは何もないのです。

 

まとめ

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私は、ここで、「この態度は倫理的(道徳的)に悪いよね」などと言うつもりはありません。

この記事は、ただ「4つの態度」があるという事実をまとめて書いてみただけです。

 

なぜかと言えば、私は「道徳的に、良いも悪いもない。」と考えているからです。

この世はそもそも「ある行為」とそれに対する「結果」のみが存在するだけであり、倫理的に良い悪いというのはない。

(一般的に言われている)悪い行いに対し、嫌悪感を抱くとすれば、それはただの好みの問題であると考えています。

 

こう考える事によって、道徳に対する全ての疑問は論理的に解決します。

 

例えば「なぜ人を騙してはいけないのか。」に対する返答は

「人を騙してはいけないという科学的事実はない。詐欺をして捕まれば、実刑を受ける。しかし、捕まらなければ、刑は受けないが、良心の呵責に耐えられないかもしれない。または、良心の欠片もない人間が捕まらなければ、詐欺を働いても何事もなく一生を生きることもあり得る。」

 

全ては起こりうる可能性があり、事実である。

私はこの考え方が一番しっくりくるし、事実だと思っている。

 

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