自転車でコケた話。
あのとき私は、高校生だった。
私は自転車で登校していた。
授業を終えた帰り道、友達とチャリで帰っていた。
立ち漕ぎだ。
男子高校生なんて、常に立ち漕ぎだ。
意気揚々と漕いでいると、突然チェーンが外れた!!
私はなぜか前に吹っ飛んでいって、自分の乗っていた自転車が後から突っ込んできて、自分の自転車に轢かれた。
ライブ中にコケた話
私の大学生活、ライブは外せないものだった。
その頃はベースを弾いていた。
ライブハウスのステージは、客席より1mくらい高くなっている。
今日はいつもより盛り上がってるぜ!!
大学生のベーシスト(ギタリスト)は、見せ場になると、ステージの前の方に出ていって、取り巻き(全員友達)の目の前でギターソロを披露するのが通例だ。
ちょっといっちょ出てやるか!!
私は一歩を踏み出したが、重力を失った。
ステージがあると思って踏み出した先は、空中だった。
私はステージから客席に落下した。
ダサい。というより、みんな心配してくれたw
バンドメンバーも観客もみんな心配してれたが、曲は続いていた。
私は「なんともないぜ!!」という感じで、ステージにヒョイと上がり、演奏を再開した。
多分、アドレナリンが出てたので、痛みが消えていたんだね。
家に帰ったあと、自分の足見てびびったわw
ちょいグロかも知れないので、画像は小さくしときました。
見たい人はクリックしてねw
学校でコケた話
私は現在、学校で働いています。
家から学校まで車で40分かかります。
なんか、朝、運転してると腹が痛くなるんですよね。
学校まで30分地点だったらコンビニに寄ってトイレをお借りするのですが、学校まで15分くらいの地点だと、コンビニに寄るか寄らないか、かなり迷います。
コンビニに寄ったとして、コンビニのトイレが空いてるとは限らないからです。
ギリギリの状態でコンビニのトイレに誰か入っていると顔面蒼白。
「1000円払うから出てくれ!頼む!いや2000円までなら払う!でも5000円は払えない!漏らす!」ってなりますよね。なりませんよね。
そんなわけで、職場まで15分くらいだったら、なんとか我慢して、職場まで行ってしまうことが多いです。
しかし、その日は結構限界でした。
私は学校について車を降り。「これは玄関で靴を履き替えてると間に合わないぞ!?」と思い。
靴を脱ぎ捨てて靴下の状態で廊下を疾走しました。(廊下を走ってはいけません。※ 緊急時を除く)
そして、トイレの入口の廊下はすべすべしていました。
私の靴下を履いた左足はスルッーーーとすべり盛大にコケました。(左膝を打ちました)
幸いだったのは漏れなかったことです。
なんとか這いつくばり、私は「ぐおーー」と呻きながら、靴下のまま、四つん這いでトイレに突っ込んで行きました。
みなさん。靴下で廊下は滑ります。気をつけましょう。
湖のほとりでコケた話
大学生の頃、友達3人と一緒に4人で湖に遊びに行った。
男女比は2:2だ。(良いだろー)
男A、男B(私)、女A(のちに私と付き合って破局する女性)、女B(さらにその後に私と付き合って結婚する現嫁)だ。(ドロドロかよ)
これは、ドロドロになる前の話だ。(いや、私がドロドロにしてしまう前の話である。)
9月。残暑もやわらぎ、秋の匂いが感じられる、晴れた日。
4人で車に乗って、湖までドライブ。
ウェイウェイ大学生かよ。(あの頃は楽しかった)
湖の岩場で遊んでいた。(小学生かよ)
男Aと私は、不安定な岩場の上に立ち。「押すなよ!絶対押すなよ!」をやっていた。
案の定。2人で湖に落ちました。
もうどうでも良くなって、湖で泳ぐ男Aと私。
それを見て、笑う、女Aと女B。
これぞウェイウェイ大学生。(リア充かよ)
湖に入る気など、最初はなかった。もちろん着替えなどもなかった。
なんも考えずに、ちょっと冷たい湖で泳ぐ。
気持ちが良かった。
明日の授業も、最悪サボれば良いし。
おれたちは、バンドやってれば良いんだ。
毎日ドライブして、マック食って、夜通し遊んで。
一人ぐらしの友達のアパートに集まって、みんなで酒飲んで、ゲームしたり、音楽聞いたり、ギター弾いたりしながら飲み明かす。
ロックンロール(だと思っていた)
そんな日々がずっと続くと思っていた。
泳ぐのにも飽きてきて「帰るか・・・」となった。
水から上がると、体が重たく、びしょ濡れの服も居心地が悪い。
不思議だ、泳いでいるときには、何も気にならなかったのに
水を出ると、その行為が自分の体や状況を不快にしている事に気付く。
まるで私の大学生活のようだ。
寒気を感じた。
9月の日差しは、濡れた服を乾かすには、弱々しすぎた。
寒い。
私は、3人に「寒いから先に車行って暖まってるわ」っと言い、車に向かって走り出した。
その湖のほとりの道は、岩場でゴツゴツしていて、とても、走れるような道ではなかった。
しかし、私は疾走した。
自分は転ばないと思っていた。
こんな岩場を、全力疾走したって、足を取られない。というか、「転ぶ」という発想自体がなかった。
まるで、大学生の私の日々そのもののようだった。
派手につまづいた私は、その謎の全能感とともに、宙を舞った。
まるで、人生につまずいて、宙を舞っている現在の私の生活ようだ。
私は、膝を岩に強打した。(次の日病院に行ったら、膝の皿に傷がついていた)
足が痛かった。
すぐに、立ち上がろうとしたが、足が痛かった。
私は起き上がる事を諦めて、仰向けになって空を見た。
秋の空は一面の青空だった。
後頭部に感じる岩の感覚と、足の痛みが、謎の吐き気を私に起こさせた。
立ち上がる。という気持ちは、もはやなかった。
ただただ、透き通るような空の青さを、濡れて、寒くて、痛くて、不快な体で眺めていた。
原チャでコケた話
最後も、大学生の頃の話。
大学1年の頃は、原チャに乗っていました。(2年の時、車買った。)
原チャでコケる人は多いですよね。
私の、いとこも、原チャでコケて、砂利道にツッコミ、膝に砂利が・・・
私も例にもれずコケたのです。
コケる原因はいろいろあると思いますが、私は「スピードの出しすぎ」「車間距離取らなすぎ」「不注意」が原因だったと思います。(今考えると安全管理ダメダメやん・・・)
大学に向かって、気持ちよく原チャで走っていた私は
いつもは渋滞しない場所で、車が渋滞している事にハッ!と気付いたのです。
いつものように走っていた私は、スピードが出すぎていました。
止まれるか!?急ブレーキをかけました。
止まれるか、止まれないかの問題ではなかった。
急ブレーキで制御不能になったハンドルは、暴れ馬のように私の手を離れ
転倒した私は前に止まっていた軽トラのすぐ左へ滑りこんだ。
原チャはそのまま、直進し、軽トラに衝突した。
あのまま、軽トラに私自身が衝突していたら、大怪我か、最悪死んでいただろう。
今考えても、恐ろしい。
軽トラのオジサンが降りてくる。
私が全面的に悪かった。
私は倒れていたが、「怒られる。」と反射的に思った。
しかし、オジサンは「大丈夫か!?」といった。
「救急車呼ぶか!?」
私は、奇跡的に軽傷だったので、原チャが軽トラにぶつかった事を謝罪した。
そしたらオジサンは「そんな事は良いからよ!!」と言った。
もし何かあったら、連絡くれ、と言って名刺を渡してくれた。
不思議だった。悪いのは私なのに。修理代を請求されてもおかしくない事例なのに。
あれが、心が広いという事なのだろう。
心が広く、器がでかく、優しく、暖かい人に触れた日だった。
バイクは動かなくなったし、その日、大学にも行けなかったが。
私の人生の中で重要な日だった。
名刺はどこにしまったかわからなくなってしまったが、あのおじさんの心の広さは、まだ私の心の中に残っている。
まとめ
何回コケてんだ!
人が人生でコケる回数って、平均何回くらいなんでしょうね。
コケた人を笑ってはいけない。
彼は歩こうとしたのだ。
↑ 誰かの名言
あ、今思ったんだけど、七転び八起きっておかしくない?
コケる→起きる→コケる→起きる・・・・
って7回やったら、七転び七起きやん!
駄文をお読みいただきありがとうございました。
八転び八起き。キリンノックスでした。
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