私がMYSTに出会ったのは私が小学校高学年くらいのときだった。
私の父はコンピューターが好きだった。
当時は、パソコンの事をPCとかパソコンと呼ばずにコンピューターとか呼んでいたと思う。
父の仕事がコンピューター関係だったため、うちには最新のコンピューターがあった。
Windows95だったと思う。
もちろんデスクトップ型で(当時ノート型はなかったかな?)でかいフロッピーが入る、画面の厚さも40cm(奥行き)くらいあったと思う。
そんな中で、父が趣味でMYSTを買って来たのだ。
私はそれをやらせてもらった。私は不登校児だった。
そんな訳で、小学校高学年不登校児だったキリンノックスは、MYST島に落ちていった。 ↓ 島に落ちていく私がいる。
そこには、人は私独りで、自然や、鳥の鳴き声、プラネタリウムや時計塔などの建造物。謎の建物やオブジェクトがあった。
本当に美しい世界だった。景色が素晴らしいのだ。いや、景色だけではない、建物、自然、そして、謎のオブジェクトまで、すべてのグラフィックが素晴らしい・・・
コンピューターの画面は縦30cmくらい、横幅40cmくらいあったが、MYSTのゲーム画面はというと、フルスクリーンではなく、縦15cm、横20cmくらいの、とても狭い画面だった。
しかし、その中に広がる世界は果てしなかった。
エレベーターに乗って空高く上がっていく。
本の中に入り、別の世界を探検する。
MYSTの中には複数の世界があって、それはそれは広く感じた。
縦15cm、横幅20cmの世界は、私が生きているこの世界よりも、広く感じたのだった。(ひきこもりだったしね)
小学生の私がミスト島で体験した事は、かけがえのない体験だった。
「ミストというゲームをやって感じたこと」ではなく、小学校高学年の私は、もはやミスト島に確かにいた。
そこでプラネタリウムを見たり、ロケットのような乗り物に乗ったり、暗い暗い海底の部屋に潜ったりした。
私にとって、あの経験はもはや、現実だった。
不登校の私が、現実ではなく、仮想の世界ではあるが、冒険して得た経験は貴重だった。
そう思えるほど、グラフィックが綺麗だったし、世界も作り込まれていた。
そんなゲームである。
正直、謎解きは難しすぎて、ノーヒントでクリアするとなれば、不可能か、または何ヶ月もかかってしまうだろう。
小学生の私には到底不可能だw
当時のコンピューター版のMYSTには禁断のヒントブックという、すべての謎の解法が書かれた薄い本がついていた。
もちろん、小学生の私はそれを見ながらやっていた。
不思議な事に、見ながらやっても楽しいのだ。答えを見つつ見つつやっても、何日かは楽しめるし、何より、世界観自体がとても素晴らしいので、
やり方を見ながらでも仕掛けに関心しながら楽しめる。
そんなゲームだった。
そして、今は、それがアプリになっている。
android → https://play.google.com/store/apps/details?id=com.noodlecake.realmyst&hl=ja
iphone → https://itunes.apple.com/jp/app/myst-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88/id328286483?mt=8
ありがたい事だ。
そして、続編も出ている。
android → https://play.google.com/store/apps/details?id=com.noodlecake.riven&hl=ja
こちらは最近になってプレイしたが、あの頃と変わらない気持ちでプレイできた。
またあの不思議な世界を旅できるのが嬉しかった。
私は謎解きゲームは結構答えを見てしまうのだが、それでもかなり楽しめる。
たまに自分で解ければ気持ちいいし、行き詰まってしまうとやる気がなくなってしまうので、すぐに答えを見てしまう。
という訳で、このゲーム、謎解きゲームだけど、世界観を楽しむゲームとしてもすごく楽しめますよ。という紹介でした。
それと、似たゲームのアプリをこないだ発見してやりました。こちらも面白かったです。
これはMYSTを意識してるなwwwと思って楽しめました。↓2つあります。
小さい頃からコンピューターっ子だった、キリンノックスでした。
(Windows95とか懐かしいよね。私5歳だったわ)
あ、すでにミストファンの人には、サントラをオススメしておきます。車の中で流せば、世界がミストの世界になります。
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