数学的には、対偶が正しければ元の命題も正しい。
というわけで、ことわざの対偶を考えれば元のことわざの正しさも身にしみてわかるのでは?
と思ったのでやってみました。
- 腹八分目に医者いらず ↔ 病気になるのは満腹まで食べるから
- 時は金なり ↔ 金じゃないものは時じゃない
- 犬も歩けば棒にあたる ↔ 棒にあたってなければ、歩く犬ではない。
- 隣の芝は青い ↔ 青くなければ、隣の芝ではない
- 火のないところに煙は立たない ↔ 煙が立つなら火がある。
- 風が吹けば桶屋が儲かる ↔ 桶屋が儲かっていないなら風は吹いていない
- 継続は力なり ↔ 力がないなら継続できていない
- 好きこそものの上手なれ ↔ 上手でなかったら好きではない
- 備えあれば憂いなし ↔ 憂いがあるなら、備えがない
- 二兎を追う者は一兎をも得ず ↔ 一兎を得た者は、二兎を追ってはいなかった。
- 憎まれっ子世にはばかる ↔ 世にはばかっていないなら憎まれていない
- 名馬に癖あり ↔ 癖がなかったら、名馬ではない
- 良薬口に苦し ↔ 甘かったら劇薬
- 笑う門には福来る ↔ 福が来てない人は笑ってない
- 触らぬ神に祟りなし ↔ 祟られた人は神に触った
- 死人に口無し ↔ 喋ったら生きてる
- 知らぬが仏 ↔ 仏じゃない人は知ってしまった
- 敵は本能寺にあり ↔ 本能寺にいなかったら味方
- 出る杭は打たれる ↔ 打たれなかったら出てない
- 早起きは三文の得 ↔ 三文の得しなかったら、早起きではない
- 蒔かぬ種は生えぬ ↔ 芽が生えたら、種を蒔いたという事
- 二度あることは三度ある ↔ 三度ないことは二度ない
- 君子危うきに近寄らず ↔ 危ないところに近寄ったら、君子ではない
- すべての道はローマに通ず ↔ ローマに通じていなかったら道ではない。
- 悪事千里を走る ↔ 千里を走らないなら、悪事ではない。
- 一匹狂えば千匹の馬も狂う ↔ 千匹の馬が狂っていなければ、一匹も狂っていない
- カラスは黒い ↔ 全ての黒くないものはカラスではない
- まとめ
腹八分目に医者いらず ↔ 病気になるのは満腹まで食べるから
うーん・・・
病気になる原因は満腹以外にもありそうだから、対偶は正しくなさそう
時は金なり ↔ 金じゃないものは時じゃない
うーん・・・
時=金じゃなさそう。
犬も歩けば棒にあたる ↔ 棒にあたってなければ、歩く犬ではない。
ワロタw
棒に当たってない犬もいそう。
隣の芝は青い ↔ 青くなければ、隣の芝ではない
なるほど。わからん。
火のないところに煙は立たない ↔ 煙が立つなら火がある。
うん。確かに。納得。
風が吹けば桶屋が儲かる ↔ 桶屋が儲かっていないなら風は吹いていない
不況だったら風が吹いているかもしれないから正しくなさそう。
継続は力なり ↔ 力がないなら継続できていない
納得。継続する事自体が難しいんや・・・
好きこそものの上手なれ ↔ 上手でなかったら好きではない
うーん・・・
下手の横好きって言葉もあるしなぁ。
下手でも好きならいいじゃん!
備えあれば憂いなし ↔ 憂いがあるなら、備えがない
なるほど。これは対偶の言葉がためになる。
心配事があったら、備えないといけないよ。って戒め
二兎を追う者は一兎をも得ず ↔ 一兎を得た者は、二兎を追ってはいなかった。
そうだね。
目標は1つに絞ったほうが良さそうだ。
憎まれっ子世にはばかる ↔ 世にはばかっていないなら憎まれていない
そうかな・・・
はばかってないにも関わらず憎まれてる人もいそう。
名馬に癖あり ↔ 癖がなかったら、名馬ではない
素直な名馬もいそう。
良薬口に苦し ↔ 甘かったら劇薬
甘い話に注意しよう。戒め
特に儲け話は危ないよ。
笑う門には福来る ↔ 福が来てない人は笑ってない
うわー確かに。笑おう。
触らぬ神に祟りなし ↔ 祟られた人は神に触った
お触り厳禁ということですね。
死人に口無し ↔ 喋ったら生きてる
納得ーーー
知らぬが仏 ↔ 仏じゃない人は知ってしまった
やっぱり、情報過多は、人を鬼に変える気しかしません。
敵は本能寺にあり ↔ 本能寺にいなかったら味方
本能寺以外みんな仲良しw
出る杭は打たれる ↔ 打たれなかったら出てない
つまり、アンチが湧くのは有名な証拠ということですね。
足を引っ張られる者は、先を行く者だ。*1
早起きは三文の得 ↔ 三文の得しなかったら、早起きではない
得しなかった場合、たいして早起きじゃないんだよ。
もっと早く起きろ!!ということですね。
蒔かぬ種は生えぬ ↔ 芽が生えたら、種を蒔いたという事
そうかな?・・・
勝手に生えてきた。ということもありそうw(雑草)
二度あることは三度ある ↔ 三度ないことは二度ない
つまり、起こりうる事象は1回だけか3回以上。2回はない。ということですね。
君子危うきに近寄らず ↔ 危ないところに近寄ったら、君子ではない
なるほど。飛んで火に入る夏の庶民。
すべての道はローマに通ず ↔ ローマに通じていなかったら道ではない。
日本に道はなかったっ・・・!
悪事千里を走る ↔ 千里を走らないなら、悪事ではない。
良いことして名声を得るのは難しい。
一匹狂えば千匹の馬も狂う ↔ 千匹の馬が狂っていなければ、一匹も狂っていない
さっき調べていて知ったことわざです。元の意味は人は一人でも狂ってると、周りもみんな狂ってしまうという意味らしいです。
0か100か。群衆を正しい方向に導くのは至難の業かもしれません。
カラスは黒い ↔ 全ての黒くないものはカラスではない
ヘンペルのカラス
余談ですが、私は大学時代にカラスに襲われた事がありますw
自転車に乗っていたら、頭を突かれましたw
まとめ
うん。
ことわざって、逆の意味のことわざあるじゃん。
蛙の子は蛙ってことわざもあるのに、鳶が鷹を生むって言葉もあるし。
君子危うきに近寄らずという割には、虎穴に入らずんば虎子を得ずって言うし。
多芸は無芸という割に、芸は身を助けるというし。
沈黙は金と言いながら、言い勝ち功名と言う。
どっちなの!?!?!?って思っていました。
ことわざって、バーナム効果なのではないか。と思ったので、正しいかどうか検証して見たわけです。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまることを言って、さも正しいことを言ってるように装うやつです。
極端に言えば、
人間は動物である。
なんて言えば、そりゃーそうだ。ってなるし。
空気がなければ生きられない。
そりゃーそうだ。
っで、ことわざって、実は意外とそういう当たり前のことを言ってるだけであって。
それを読んで私が「なるほど」となってるだけなんじゃないか。
と思ったんです。
まとめなのに、まったく、まとまらず。
お読みいただきありがとうございました。
無理にまとめないキリンノックスでした。
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*1:byおれ
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